肥満度を測定する方法として、“身体全体の中に脂肪がどのくらいあるのか”という割合を示す「体脂肪率」というものがあります。
自分の体重については気にして殆どの方が把握しているのですが、体脂肪率については無頓着な方もまだまだいらっしゃいます。
しかし、肥満を計る上で最も重要なのは体重ではなく、「体脂肪率がどの程度であるか」なのです。
同じ身長・同じ体重でも、筋肉が全くない人と、ずっとスポーツを続けていて骨太で筋肉質な人とでは、体重内にしめる脂肪量が異なるので、「体重が多い=肥満」とはいえないからです。
この体脂肪率には男女差があり、標準値は成人男性で15~19%、成人女性は20~30%が理想とされています。
体脂肪率は市販されている体脂肪計で簡単に計ることができます。最近では体脂肪計のついた体重計も比較的手頃な値段になってきましたので、ぜひ自分の体脂肪率は知っておいた方がよいでしょう。
常に自分の体脂肪率や体重を知っておくことはダイエットには欠かせないポイントです。
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体脂肪率の測定方法には様々なものがあります。
水中体重測定法
比較的正確な測定方法です。アルキメデスの原理を応用し、水中に全身を沈めて、水中内の体重計で計った体重と、大気中で計った体重との差から身体密度を計算して測定するものです。
他の測定方法の基準とされる方法ですが、設備が大がかりとなり、測定も簡単ではないという問題点があります。
空気置換法
密閉された装置内で、空気の圧力変化を測定することで身体密度を計測する方法。水中体重測定法と同じような原理で比較的正確な測定方法です。
二重X線吸収法
二種類の異なる波長のX線を全身に照射して、その透過率の差から身体組成を計測する方法です。元々は骨密度を測定する方法でしたが、体脂肪率の測定方法としても取り入れられるようになってきました。
皮下脂肪厚法
皮下脂肪厚計を用いて、皮下脂肪の厚さを測定した後、計算式に測定値を代入して計測する方法です。簡単な方法ですが個人差による誤差が生じたり、内臓脂肪の測定ができないという欠点があります。
生体インピーダンス法
体に微弱な電流を流し、からだが構成されている物質によって電気の通りにくさが異なることを利用した測定方法です。
最も簡単であることから市販されている体脂肪計の多くがこの方法をとっています。ただ、身体状態による変化が大きく正確な値を算出するのは難しいという欠点があります。
その他
他にも、CT法、MRI法、体内カリウム測定法、超音波法、近赤外分光法、六フッ化硫黄希釈法等があります。